私は赤緑色弱です。山の中のモミジがわからなかったり、赤黒のボールペンの線が分からなかったり、黒紺を間違えたり、ピンクを白と間違えてたりします。
私の色弱と周りとの関係の場合
小学生時代
色覚検査があり、その時は集団検診だったので、その場でみんなに知られました。
「えーなんで見えないの?」など子供の無邪気な悪意のない興味の目にさらされました。
そこで、否応なく色弱を皆に知られてしまいましたが、そのことで、いじめられるようなことは無かったと思います。
また、時々色を間違えたりすると、私が色弱だと知っている友達は「じゃこれな何色に見える?」などと聞いてきて、分からないと返答すると不思議がっていました。
逆にみんなとは違うんだという優越感というか注目を浴びるのがうれしかったように思いますので、変な性格の為、傷つかなかったように思います。
ただし、緑人間(人を緑に描いた絵)とからかわれたのは多少思い出にありますが、鮮明に記憶に残っていないことを考えると、それほどだったのではないかと思います。
ただ、ハチマキの色が分からなかったり、色を間違えたりはあったように思います。
図工の時は、あまり色の間違いがないようなものを描いたり、葉っぱは緑色、人は肌色と見た目ではなくて決まった色使いをあえてしていました。
中高大学時代
中学高校は多感な時期だったのと転校したため、私が色弱だと知られることはありませんでしので、あえてカミングアウトしない(何か恥ずかしいことだと思い始めてきたので)で知られずに過ごしました。
大学は理学部に入学したので、化学の実験などで試薬の変化がわからないなど多数の試練がありましたが、他の人に言い訳を言って誤魔化して代わってもらったりして難を逃れたのを思い出します。
社会人時代
一番困ったのが、この時期でした。
先輩と検品か何かだと思いますが、赤字の商品を読み上げてくれと言われて言えなくて、そこで初めて自分から色弱で赤と黒が見えづらいとカミングアウトしました。
それで、誰かに言いふらされるなど苛めなどはなかったが、何か引け目を感じて過ごしていました。
部署が変わり、通信関連の仕事になると通信の線などは色別になっており、よく間違えたりLEDの赤黄の変化が分からないために、そこで初めて会社にカミングアウトしました。
部署替えなど提示をしましたが、人に助けてもらえばいいから等といわれましたが、毎回その理由を伝えたり、一人作業の場合など場合は対応が難しく大変でした。
色覚異常をカミングアウトするべきか?
結論から言えば、しないでいいと思います。
特に子供時代にカミングアウトすると子供の無邪気な行為から傷ついたり、苛めにあったりする場合もあります。
中にはあだ名が「色盲」とされるような酷いケースもあるそうで、どんなに心に傷を受けたかと思うと心が痛みます。
今の色覚検査は任意と聞きましたが、ある程度プライバシーが守られているようなので子供には、他の人と色の見え方が違う点を十分説明してあげることが大切だと思います。
また男の子は乗り物が好きなのでパイロットや運転手になりたいなどと言ったりしますが、あえてそこで色弱だから・・など言わないでほしいです。時期が来れば自分で自覚するようになりますので
親しい人にカミングアウト
これは、何かあった場合にカミングアウトしたらいいと思います。
何もなければいう必要もないと思います。自分は色間違いを指摘されたときに話しました。その後も普通に友達としています。
ただ、これが恋人または婚約者となれば、先にカミングアウトしていた方がよいかと思います。
男性の場合は子供が色弱になる可能性は低いですが、相手や親族が後から知ってもめ事になるケースもあるようです。
会社でカミングアウト
赤い色を認識しないといけないケースが多々ありますが、敢えて会社や同僚にカミングアウトする必要性は無いと思います。
けれども支障ない程度のことであれば誤魔化してもいいと思いますが、業務に支障があった場合、不可抗力的にカミングアウトするしかありませんね
まとめ
カミングアウトあえてする必要は無し。
仕事であれば仕事先の業務内容をしっかり見極めて就職したほうがいいと思います。
また結婚等する場合も早めに話しておいた方が良いと思います。