Yahoo!ニュースで取り上げれれたからか?しれませんが、私が東京の目白の色覚治療をしたが治らなかった記事に多くのアクセスがありました。
年代は40代から50代の方々、今は潰れて存在していない目白クリニック。
保険適用でないので詐欺にはならない?よくわかりませんが、雑誌が暴露した内容に対して名誉棄損の裁判をしていたようですが、敗訴しているのですね。
そんな詐欺まがいの行為をしていても罰則も何もないというのは、完治した?といっている人たちがいたからかもしれません。
でも、実際に色々調べてみると、低学年での完治?の割合が多いように思えます。
確かに、クリニックでの説明だったように記憶していますが、小さい子供の方が治りやすいと言っていました。
なぜ、色盲・色弱が治ったという事例がまかり通り、拡散したのか?
ここからは、私の推測です。
このクリニックは両目の左右の「こめかみ」に水で湿らせたスポンジのようなものを当てて電流を流すものです。
私は高校生時代に、それをしましたが痛かったのを覚えています。
治療が終わった後、ジンジンしていました。
これが、小学生以下であったら、痛みに耐えられませんね。
今思い出しましたが、泣いている子供たちもいましたね。
高校生以上の年齢の人達は進路や就職、人生のことをわかっているからこそ、懸命に痛みに耐えることができた。
だから、実際は電流で色弱は治らない。ことが分かった。
けれども、小学生以下は自分で率先して治療している子供はほぼゼロ。
親に連れられてやってきている。
それに年齢が低いので痛みに耐えられない。
痛いし、何故治療をしなくてはいけないか分からない。
だからこそ、
我慢できない⇒治療行為?をやめたい⇒治れば電流のビリビリをしなくて済む
だったら、
治ったと嘘を言えばいい。
毎回、色弱が治ったか調べるのは、なんと・・・同じ石原式の色覚検査の表。
これさえ、暗記してしまえば治ったと言える。
暗記する⇒治ったという⇒治療終了⇒クリニックが、治ったと宣伝する
こんな悪循環の縮図があったのかもしれませんね。
現に、嘘の完治した感想文を書いてしまった人もいるようです。
本当に色盲・色弱が治った人はいたのか?いなかったのか?
結論から申し上げますと
だったのではないかと思います。
実際に私が通っていた範疇では完治したという人は見かけなかった。
ただ、少しだけ見えるようになったという人がいた。
実は私もその一人です。
でも、よーく考えてみれば良くわかります。
毎回同じ表を見ていれば、何となく見えてしまうように錯覚するのだと思います。
私も、何回か通ううちに、これは、この数字だというのがわかり、何度もみていると、よくありますよね、目の錯覚を遊ぶゲームにような感じで見てきてしまったのだと今思えば、そうだった思います。
付き添いのスタッフは、だから「見えるようになってきた治りますよ」と言われましたが、全然医学的な確証はなく自己申告だったので、本当に信憑性はなかった。
あそこにいたスタッフは医学的な資格をもっていたのでしょうか?
自己申告で完治したかどうか判断するのであれば意味ないですね。
今考えればお笑いものですが、みな必死だったのでしょうね。
もし、客観的な第三者による医学的な完治したかの確認の工程があれば、実際本当に完治した人は、どれくらいいたのでしょうか?
もし、完治しなければ、全額返金だったらどうなっていたのでしょうか?
何故、集団訴訟などが起こらなかったのか不思議に思いましたが、よく考えれば訴訟を起こせば、自分が色覚異常だと世に知らしめることになるからかもしれませんよね。
そんな事を色々考えてしまいました。