色覚異常(赤緑色弱)で生まれて50年

2018年50歳の色弱のシニア男性。今まで50年生きてきて仕事やら私生活で起きた色覚異常での障害や感じた事やら実体験にもとづいて語ってみようと思いブログ開設しました。

色覚異常(色弱)の私が得意だった特殊能力と進化の過程

 

私は赤緑色弱で特に赤緑が見分けづらく、紺と黒、ピンクと白も間違えますが、なぜか昔から人より得意なことがありました。

 

色弱の私は虫や動物など生き物を直ぐ見つけることができた

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子供の頃は、男の子は虫が好きですね。でも多くの生き物は擬態して背景色と同じ色にして敵から身を守りますよね。

バッタやセミなど・・・・

でも不思議なことに、自分は一緒にる友達の倍も見つけて取っていました。

草むらにいるバッタ、カマキリ。木にとまっているセミ、カブトムシ・・

 

草むらを歩いていると「あそこにいるよ、ここにいるよ」と、言っても

皆が「どこにいるの?」ときかれてしまいます。

 

また

山に入ると、動物や鳥など直ぐ見つけてしまいます。

サル、タヌキ・キツネ・鹿、カモシカ雷鳥・・などなど


それに

海や川に行けば、水面を見て直ぐ魚を見つけてしまいます。

「あそこに魚が沢山いるよ!」と言っても皆は??

 

TVで放映されている擬態する動物も大体がわかります

これは自分個人の特異性だとばかり思っていましたが、

あとから色弱などの色覚異常の持ち主は擬態を見分けられる特殊能力がある

ということを大人になって聞いて腑に落ちました。

色覚異常の持ち主がもつ擬態を見抜く特性の訳とは

 

  • 健常者より保護色の生き物を色でなく色の濃淡で判別するので、見つけやすい
  • 健常者より迷彩色に惑わされずに色の濃淡がに敏感なので迷彩服や迷彩した戦車などをみつけやすい

 

なるほど、

 

だから色弱の自分は赤緑は見分けづらいけれど、色の濃淡に敏感なために、

一生懸命に隠れようと擬態しているつもりの生き物を、直ぐに見つけられたのですね。

 

 
ベトナム戦争の時に米軍はベトコンの迷彩カモフラージュを不自然な明暗の変化として容易に発見できるために。色覚異常者を集めて色盲部隊を編成いたらしいです。

 

確かに、そういえば、戦争映画などでの迷彩服やカモフラージュは、子供がふざけてやっているとしか思えないようなちゃっちい感じに見えてしまいました。

 

あれじゃ誰でも直ぐにわかってしまうな?本当にあんなんで戦争したいたのか?と思ったくらいだったのは、自分の色弱のせいだったと改めて認識しました。


では何故、色弱の遺伝子が継承されているのか調べてみました。

 

哺乳類は進化の過程で2色覚(色覚異常)に退化していた。

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進化の過程で、私たちの祖先の哺乳類は色覚を4色覚から敢えて退化させて2色型になったそうです。また後に霊長類だけが3色を認識できるよう進化したそうです。

 

脊椎動物は4色型でしたが、恐竜の時代の哺乳類は小型の夜行性動物だったので夜行性へ適応するために2色型になっていったそうです。

 

また何故、霊長類が3色型に進化したかというと、

霊長類は、恐竜が絶滅してから昼間の活動になり、森で生活をはじめ、森の緑と主食である果実の熟れ具合を遠くからでも確かめられるように、色覚を1つ取り戻したといわれてもいます。

 

 

 今でも

 

霊長類以外の哺乳類は2色型

 

だそうです

  

知りませんでした。

 

この世の生き物のほとんどが4色型で哺乳類(人以外)は2色型だったとは・・・

 

※4色型は赤、青、緑に加え、紫外線もみえるそうです

 

犬も猫もライオンも像も・・・2色型

 

色を見分けるための細胞には2種類あって、その性質は下記の引用の通りです。

 

視細胞には錐体(すいたい)細胞と桿体(かんたい)細胞の2種類があります。錐体細胞は、明るい場所で色を認識することができますが、暗闇ではそのはたらきが低下してしまいます。逆に、桿体細胞は色を区別できませんが、わずかな光でも感知できるため、暗い所で主にはたらいています。このためヒトは暗い場所では、モノのカタチはわかっても、色がはっきりとはわからなくなります。

 

犬や猫の2色型の哺乳類は

錐体よりも桿体の能力が優れ、暗い所でも僅かな光で物を判別出きるそうです

 

また話に聞くところによると色弱などの漁師は漁が上手で、特に夜の漁は他の漁師より漁獲が多いと聞きました。

 

それで合点がつきました。

 

実は私

案外夜暗いところが平気で、趣味の夜釣りをしたりしていても周りが良く見えるので

皆からよく見えるね!と言われたりしていたのも、もしかしたら色弱のおかげかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

  • 色覚の異常?は野生に近い優れもの
  • 進化の過程で生き残り続けている猛者

 

カモフラージュを見分けやすく、動物や生き物を見つけやすく、迷彩服なども直ぐに発見できる。また夜も目が冴えている野生感覚の持ち主ですね

 

野生動物の世界では2色型だから劣っているというわけではなく、2色型はカモフラージュ色の獲物や天敵を見つけやすい、ということを示唆する研究があるそうです。2色型のほうが、色柄に惑わされずに物の輪郭がわかるからだそうです。

 

私は色弱でですが、普段の私生活では困ったことは殆どありませんし、普通に暮らしています。

 

この色弱という遺伝が残り続けているというのも進化の過程で必要とされているからかもしれませんね。