色覚異常(赤緑色弱)で生まれて50年

2018年50歳の色弱のシニア男性。今まで50年生きてきて仕事やら私生活で起きた色覚異常での障害や感じた事やら実体験にもとづいて語ってみようと思いブログ開設しました。

なぜ色覚異常の人に出会わないのか?5つの理由

 



男性の場合、20人に1人といわれるほど多いはずの色覚異常の人達。


ネットの世界でブログやTwitterなどでは多くの色覚異常の人達の悩みや出来事を見かけます。

 

それなのに身近では色覚異常の人と出会うことはめったにありません。


不思議なことです。

 

実際に私も

私生活では私以外の色弱の人には出会ったことがありません。

色覚異常の友達や知り合いが一人もいないのです。

 

どうして人は色覚異常の人と出会わない?のか私なりに考察してみました。

 

 

日常生活の中で色覚異常の人達と出会わない5つの理由

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なぜ身近に多くいる色覚異常の人と出会わないのか?それには下記の5つの理由があり

 

  1. 外側から見た目では色覚異常とはわからないこと
  2. 普段は色覚健常者と同じ生活を送っていること
  3. 身近で色の間違いなどの出来事を見かけることが少ないこと
  4. 意識的に色覚異常を隠してカミングアウトしないこと
  5. 色弱など自分自身で自分が色覚異常だと気づいていないこと

一つずつ解説してみます。

 

外側から見た目では色覚異常とはわからないこと

見た目で一切わからない。

表面的な違いは全くないので見た目で色覚異常だとはわかりません。

長年付き合ったいても気づかない場合もあります。


相手が色覚異常と知ったきっかけは相手からカミングアウトされて初めて知ったということが多いと思います。

 

私の場合は靴下の色を間違った時に彼女にカミングアウトしました。

 

 

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意外にも結婚すると決めて相手からカミングアウトされたり、子供が色弱で生まれて初めて知ったなどのケースもあります。

 

 

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普段は色覚健常者と同じ生活を送っていること

色覚異常の人は色弱で自動車の免許も取得して車も運転して、トマトの赤、葉っぱの緑などは一応わかる(混ざるとわかりずらい)ので、一緒に行動・生活していて生活上では相手からは分かりませんよね。

 

車を運転している時点で相手からは色覚異常者ではないという思いもあるでしょう。

 

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多分私と行動を共にしていた知り合いや友達、会社の同僚なども知らないと思います。何故なら普段の生活でお互いに違ったことはないので。

身近で色の間違いなどの出来事を見かけることが少ないこと

 


友達で一緒に行動していても色の間違いの出来事に遭遇する確率も少なく、万が一遭遇したとしても大体の人がその場を取り繕ってしまうので、まさか相手が色弱だと気づかない場合も多い。

 

私の場合の例をあげると白のシャツと勘違いしてピンクのYシャツを着た事件 や赤ボールペンで書いた事件など、その場をどうにか取り繕ってしまいます。

 

 

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 意識的に色覚異常を隠してカミングアウトしないこと

 

色弱だという事が人と違っていて恥ずかしい、人と劣っていて恥ずかしいという気持ちを持っている人が多いので出来るだけ人に知られないようにしようと隠して生活しているので中々他人に知られることがないです。

 

私も始終誤魔化していました。やはり何か恥ずかしさがあります。コンプレックスでしょうね。

勿論、見た目では色弱は分からないためにわざわざ出会った人に色弱だとカミングアウトすることもありません。

私が色弱カミングアウトしたのは仕事上難しい危険だと感じた時でした。

 

 

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最後に意外と多いのが

自分自身が色覚異常だと気づいていないから


私の頃では常識だった小学校の石原式の色覚検査

色覚検査が差別につながると色覚検査が撤廃されたがために就職試験で初めて自分が色覚異常だと知ったという若者が沢山います。

 

それほど色覚が他の人と違うと気づかないほどの色弱の人達も多いということです。

自分が色覚異常だと自覚していませんから他の人にも知られることはありません

 

もし私も色覚検査がなかったと想像してみたら「色の間違い」があってもタマタマ分からなかっただけ間違っただけで過ごしていたかもしれません。

桜も紅葉も綺麗だとは思いますので・・

 

 

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昨今、色覚検査をしなかったために就職試験(警察や電車運転手やパイロットなど)で初めて自分が色覚異常だっと知って夢を諦めたりなど問題が多くなり任意での色覚検査が実施されるようになっています。

 

 

まとめ・意外に身近に色覚異常の人はいるけど分からない

 

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結論は私の生活態度に答えがありました。


身近に色覚異常の人はいると思います。


私も人生振り返ると多くの何千人という人たちと出会ってきました。
その中には色覚異常だった人も何人もいたと思います。


けれども私も相手もわざわざ初対面でも自己紹介で色弱ですとかは絶対いいませんし、
付き合いが長くても私からわざわざ相手に「色がよくわからない色覚異常だったんです。」なんてカミングアウトするということもありませんでした。

 

私の生活態度にその理由・答えが隠されていました。


私と出会った人たちから見ても私が色覚異常だっと思った人は殆どいなかった事実

 

つまり

 

色覚異常の人と出会わないのではなくて

 

多くの色覚異常の人とは出会っているけれども分からないので出会っていないと思っているだけです。